イロウミウシ科の仲間2 <千葉のダイビングポイントで見られる水中生物>

コモンウミウシ

レア度★☆☆☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


ある図鑑によると「伊豆半島で見られる4大ウミウシ」の1つだが、「4大」の中では1番少ないと思う。

白い体に黄色い斑点、青から紫色の斑点で縁取られている。体長は大きくても4~5センチ程度。

ヒメコモンウミウシに似ているが、触角と二次鰓の色などで見分けられる。コモンウミウシは触角と二次鰓が同じような青っぽい色なのに対し、ヒメコモンウミウシは二次鰓が白い。背中の黄色い斑点も若干違い、コモンウミウシよりもヒメコモンウミウシの斑点の方が細かく多数ある。


クロスジウミウシ

レア度★★★☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


1年中見かけるが、数はそれほど多くない。

白い体に黄色い縁取り、黒い縦線が何本も入っている。体長は大きいもので2センチ程度。


セトイロウミウシ

レア度★★★★☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


南の海に多い種、夏から秋にかけて現れる季節来遊種。

とてもキレイな配色でフォト派に人気。数が少ないこともあり、見かけたらテンションが上がる種。


シロウミウシ

レア度★☆☆☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


ある図鑑によると「伊豆半島で見られる4大ウミウシの1つ」で、アオウミウシに次いで多い。

白い体に黒い斑点があり、牛のような模様をしている。キレイな白い体のおかげで水中でも結構目立つ。

ウミウシが「ウミウシ」という名前になったのは、このウミウシのせいではないかと思っているんですが・・・、どうでしょう??

ウスイロウミウシに似ているが、体色に青色がどの程度あるかで見分けがつく。


ボブサンウミウシ

レア度★★★★★

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


南の海に多い種、図鑑等の分布も「伊豆半島以南」となっている。勝浦では秋に見かけることが多く、季節来遊種と言っていいだろう。数は少なく、年に数匹しか見かけないレベル。

黄色や青、茶色などの色が入った配色がとてもキレイで、フォト派ダイバーには人気者。


サラサウミウシ

レア度★☆☆☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


「伊豆半島で見られる4大ウミウシ」の1つ。伊豆半島に限らず、房総半島、伊豆諸島などでも多く見かける。

体の模様は、基本的に白地に網目模様が入っているが、網目がまばらな個体や密集している個体、網目模様の色が濃かったり薄かったりなど、個体によってけっこうバラバラで様々な模様を見る。

図鑑を見ると「成体でも3センチ程度」と書いてあるが、勝浦で見るものでは大きいもので5センチを超える個体もいる。


シライトウミウシ

レア度★★★★☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-コモンウミウシ属


沖縄方面など南の海へ行くとよく見かけるが、勝浦では稀。

コールマンウミウシと似る。


※レア度は千葉県勝浦市のダイビングポイントでのもので、管理人の主観によります。


☆この記事を書いたのは☆

ダイビングインストラクター歴14年、千葉・勝浦でのガイド歴10年、かめはうす代表けーすけです🐢「ゆっくりのんびり系ダイビング」が好きで、じっくりマクロ探しが最も得意なスタイルです◎が、地形を楽しんだり群れものなどのワイド探しももちろんやります(^^)勝浦の海はマクロもワイドも両方楽しめる!1度は試してもらいたいオススメなスポットです☆

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