イロウミウシ科の仲間4 <千葉のダイビングポイントで見られる水中生物>

アオウミウシ

レア度★☆☆☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-アオウミウシ属


ダイバーには定番の普通種。勝浦をはじめ関東~伊豆エリアにおいては、どこのポイントへ行っても1番多く見かけるのではないかと思うほどたくさんいる。

ある図鑑によると「伊豆半島で見られる4大ウミウシの1つ」とされている。個人的な感想では「4大のうち1つ」どころか、他の3種よりダントツ多いように感じるので「1強」と言っても良いのではというくらい・・・。

そのくらい多く見かける普通種なのだが、配色がキレイなためダイバーからは人気がある。個体によって配色が微妙に異なる。

ウミウシの代表格と言って良いくらいメジャーな種なので、靴下やペンケースなど、いろいろなグッズのモデルになっていることが多い。


リュウモンイロウミウシ

レア度★★☆☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-アオウミウシ属


勝浦では通年ごく普通に見られるため、それほど珍しくない種だと思っていたのだが、どうやら他の海域にはそれほど多くないらしい。図鑑には「熱帯地域では稀」などと書かれている。

体の色は白もしくは乳白色で、青と黄色の2重線で縁取られている。背中にはさまざまな太さの黒いラインが入り、流れるような縦線になっているため「リュウモン(流紋)」という和名が付いたとのこと。

ドーリス亜目の一般的なサイズ(体長3~4センチ程度)で、写真が撮りやすいためかダイバーにも人気。


ウスイロウミウシ

レア度★★☆☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-アオウミウシ属


シロウミウシによく似ている種で、パッと見ではなかなか判断が難しい場合がある。体の色が薄い水色で、青い斑紋が入る個体が多い。

シロウミウシには基本的に青色はないため、見分ける際には「青色があるかどうか」で考えれば良いと思うのだが・・・、もっと細かく見ると、黄色もしくはオレンジ色の縁取りが途切れているかどうか、背中にある黒点はギザギザしているかどうか、その黒い点が腹足にもあるかどうか、などで判断できるのだが、どちらか迷うような微妙な個体に出会った時に水中で見て判断するのは難しいように思う。

シロウミウシだと思っていたものがウスイロウミウシだった、もしくはその逆もよくあるので要注意。


サガミイロウミウシ

レア度★★★☆☆

分類 裸鰓目(ドーリス亜目)-イロウミウシ科-アオウミウシ属


南の海に多い、季節来遊種。夏から秋にかけて見かけることが多いが、数はそれほど多くない。

白い体に、青くて断続した縁取り、背中には青い斑紋が複数ある。

大きさはあまり大きくならず、成長しても2~3センチ程度。

水深は浅いところに多いイメージがある。


※レア度は千葉県勝浦市のダイビングポイントでのもので、管理人の主観によります。


☆この記事を書いたのは☆

ダイビングインストラクター歴14年、千葉・勝浦でのガイド歴10年、かめはうす代表けーすけです🐢「ゆっくりのんびり系ダイビング」が好きで、じっくりマクロ探しが最も得意なスタイルです◎が、地形を楽しんだり群れものなどのワイド探しももちろんやります(^^)勝浦の海はマクロもワイドも両方楽しめる!1度は試してもらいたいオススメなスポットです☆

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