千葉の勝浦はシュノーケルの聖地!その魅力をお伝えします

千葉の勝浦はシュノーケルの聖地!その魅力をお伝えします

■そもそもシュノーケルとは?

シュノーケルという言葉を聞いたことはあるでしょうか。シュノーケルとは、顔を水につけたまま呼吸ができるシュノーケルを身に付けた状態で水面を泳ぎ、海中の様子を見て楽しむマリンスポーツです。

特殊な訓練が求められるダイビングと比べ、シュノーケルは誰でも気軽にはじめられます。

特殊な道具もほぼ使わず、シュノーケルのほかには水中を進んでいくためのフィンと、視界を良くするためのマスク、保温やケガ防止のためのウェットスーツと、その程度の道具で済みます。

水面からシュノーケルを出しながら泳ぐため息継ぎの必要がなく、小さなお子様でも安心して楽しめるマリンスポーツとして近年人気が高まりつつあります。


マリンスポーツと聞いて、ハワイやグアム、または国内でも沖縄まで行かなくてはならないと思ってしまう方も多いでしょう。

しかし関東圏内にもシュノーケルを楽しめる場所があります。それが千葉県の南東部に位置する勝浦です。

今回は勝浦で行うシュノーケルにどういった魅力が詰まっているかを紹介していきましょう。


■勝浦はなぜシュノーケルで有名なのか

勝浦は千葉県の南東部、房総半島の太平洋側に位置する地域です。銚子と並んで千葉県でも有数の漁港として古くから栄えてきました。カツオの漁獲量は関東でも随一で、毎年カツオを扱ったお祭りが催されているほどです。

勝浦が漁港として繁栄した理由は海流にあります。

北海道のほうから南下してくる親潮と、南シナ海から北上してくる黒潮が、ちょうど千葉県沖でぶつかります。海流がぶつかる場所は栄養分が豊富になるため、1年を通してプランクトンが多く、それを求めて多くの魚が集まるのです。

この集まってきた魚たちを見るのが勝浦でのシュノーケルの醍醐味です。


黒潮に乗せられて遙か南からも魚がやってくるため、熱帯魚を見かけることも珍しくありません。たとえばクマノミやチョウチョウウオの仲間たちが挙げられるでしょう。夏から秋にかけて熱帯魚が増え、勝浦の海が大いに賑わいます。

ほとんどのかたは勝浦で熱帯魚が見られることに驚きますが、毎年必ず現れるカラフルな魚たちは必見です。


また、勝浦の海は関東屈指の透明度を誇り、同地域の守谷海水浴場はその水質の良さから「日本水浴場88選」にも選ばれているほどです。そのため、多少離れていたとしても色鮮やかな熱帯魚をしっかりと見つけられるでしょう。

また勝浦は魚だけでなく、ウミウシや甲殻類が多いことも特徴のひとつです。

ポイントによっては10数種類のウミウシを1度に見られることもあり、その可愛らしさから主に女性や子供たちからも人気が高いです。

甲殻類の代表格はイセエビです。シュノーケルでもイセエビが岩陰に隠れている様子を観察することができます。

一年を通してさまざまな魚を楽しめるのが勝浦の魅力でしょう。



■シュノーケルは誰でも簡単にはじめられます

数あるマリンスポーツの中でも、特にシュノーケルは手軽に始められるものとして知られています。そのため、思い立ったらすぐに勝浦へ行くと良いでしょう。

鉄道で勝浦まで足を運ぶなら外房線や特急わかしお号が便利です。都心から車で行く場合は東京湾アクアラインを渡ると良いでしょう。

アクアラインのある木更津から勝浦までは約70分程度で、勝浦には128号線や297号線など道幅が広い国道が通っているため、比較的容易に行くことができます。


シュノーケルの際にはウェットスーツを着ます。ウェットスーツは体が浮くように作られているため、泳ぎが苦手な方にも安心して楽しめるでしょう。

またウェットスーツは防寒に優れ、最初の冷たささえ超えれば、あとは海の中を快適に過ごすことが可能です。

シュノーケルの際には浮き輪も用意されているので、慣れない方はそれを掴みながら楽しむと良いでしょう。


まずは足が届く浅瀬から海へ入っていきます。浅瀬だけでもさまざまな生き物を観察できるため、泳ぎに自信がない方でも十分に楽しむことが可能です。

浅瀬に慣れてきたら徐々に水深が深い箇所へと進んでいきます。

水深が変わればそこにいる生物も変化するため、いろいろな魚やウミウシなどを見たい方はさまざまなポイントを行くと良いでしょう。


スケジュールにもよりますが、シュノーケルはおよそ2時間半から3時間で終了します。その後は海風に当たりつつ、陸上でゆっくりと体を休ませてください。

全身で海を感じた後の休憩はきっと心地良いでしょう。


■ぜひ勝浦まで来て楽しんでください

シュノーケルを思う存分楽しんだあとは勝浦の町中にて食事を楽しむのも良いでしょう。海鮮丼やお寿司など、地元漁港で獲れた新鮮な海産物を使った絶品料理を楽しめます。

また近年ではご当地B級グルメとして勝浦タンタンメンが注目を集めています。

冬場の仕事帰りに体を温めるため、海士や漁師が食べ始めたのが発祥と伝えられている勝浦タンタンメンはラー油を大量に使用しており、辛いもの好きから好評です。

千葉県の勝浦は都心からのアクセスが比較的良く、またシュノーケルではさまざまな魚や海底の景色を楽しめる絶好のスポットです。

千葉に広がる魅力的な海の姿に心を動かされた方は、ぜひ一度勝浦までお越しください。


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☆この記事を書いたのは☆

ダイビングインストラクター歴14年、千葉・勝浦でのガイド歴10年、かめはうす代表けーすけです🐢「ゆっくりのんびり系ダイビング」が好きで、じっくりマクロ探しが最も得意なスタイルです◎が、地形を楽しんだり群れものなどのワイド探しももちろんやります(^^)勝浦の海はマクロもワイドも両方楽しめる!1度は試してもらいたいオススメなスポットです☆

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